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【第五十三話『宮殿』更新】
 月二回、の、更新を目指したい所ですが、いかんせんこれから生活がきゅうきゅうしてくる頃合いだと思うと胃が痛くなりますね。
 こんにちはこんばんは陽雪です。花粉の波を見事に乗りこなしてやったぜとか思ってたら寒暖の差に思いっきりやられました。20℃を越えた翌日に10いくつにおまけに北風とかおかしくないですか。三寒四温ってここだっけ。そんな事を思いつつ。

 四月の二回目の更新。二十四日を選んだのは単純に十二の倍数だからでした。
 そんなわけで宵月暁陽は第五十三話、『宮殿』を更新致しました!
 以下恒例。



【長官s】
 ちょうかんず。四協会のトップ四人のうち、三人が揃いました。東のリアファイド、西のヴァルディア、南のアルフェリア。
 リアファイドとヴァルディアは同年代、アルフェリアは二人よりは年齢は上になります。北の人については既にちょこっと出てきていたりとかしていました。後々に。ちなみに本編の通り、リアとアルは騎士の長官です。ヴァルディアはあれ(第一断章参照)でも魔導師の長官。
 関係はあの通りです。はい。あの通りです。ヴァルディアが完全に呑まれてます。リアファイドが奔放すぎるだけで、それを押さえたり被害者のフォローをするのがアルフェリアで、それを放置するのがヴァルディアなんですが、積極的に関わらない、というか関わりたくないという風を全面に押し出しているせいで主な被害者がヴァルディアという。
 長官相手だと彼も多少は気安いのでしょう、若干、他と態度が違ったり。

 王宮は広いですね、西洋は、本当に。参考としていろんな西洋の城・城塞の見取り図をできる限りかき集めてみたり、ゲームのを見回ってみたりしたのですが、もうなんていうか馬鹿みたいに広い。
 敷地とかそういう問題じゃありませんねあれは。日本の古式の城というか、攻防戦を想定しない貴族の屋敷なんかは五階とか積み上げないので単純ですが、西洋は古い城でも何階かに分かれていたり……尖塔とか完全にシンボル目的ですし、そういったものをどこまで反映するかで地味に悩んだりしていました。結局描写をするのかどうかは微妙な線ですが。建物の背が高いのは、天井が高いというのも関係しているみたいですが、それでも見上げるほどの建物を石や煉瓦でというと、なかなかな恐怖物件ですね。日本人だからでしょうか、地震でもなんでもこれが中に居るときに崩れたら確実に死ぬ、という懸念が抜けません。木造だと焼けますし。
 そんなこんなでキレナシシャスの王宮も広いです。これが一貴族の屋敷だったら違うでしょうが、なんたって王宮ですからね。王の居住に執政の場のほかに、出入りする貴族たちに軍関係者が使う場所もありますし、一部の上役たちは王宮で寝泊まりすることもあるかと思うとやはり厨房や水回りもいろいろに分化しているでしょう。となると侍女などの召使いも相当な数が必要になってくるだろうし、サロンとかも開催されているでしょう、となると貴族たちの付き人や学者に楽士にその世話役も必要じゃ……と、たくさんのことを考えていますが、これも出てくるのかどうか。多分出てきません。正直考証不足ですね。資料もなかなか……これは愚痴になりますが。

 ともあれ白黒がそんな場所に到着し、の話。しばらくはゆったりゆっくりな進行になるかな……な、感じです。
 今回はここまで。次は五月になる予定。
 では、陽雪でした。

   

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