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【宵月暁陽第五十八話『遭遇』更新!】
 まずいです。
 今にも寝てしまいそうな程眠いです。

 こんにちはこんばんは陽雪です。連日35度越えとか馬鹿ですか。馬鹿ですか地球。もう少し冷静になってくれ、まだ七月なんだ。
 そんな訳で、暑さ熱気で体力が削られているのか、気を抜けば即座に夢の世界です。おかしいほど眠い。
 夏の間だけでも夜型になりませんか社会的に。絶対に昼に動くとか効率悪いですよこの調子だと。そんなことを思いつつ。

 『宵月暁陽』は第五十八話、『遭遇』を更新致しました!

 今回の徒然は少なめに。昨日に日記を書くのに時間を費やしていて、あまりネタが……(咳き込む)。


【ごじゅうはちわ。】
 最近副題に悩みつつあります。『遭遇』をまだ使っていないようで良かったと思いつつ、これでまた選択肢が一つ減ったのかなと頭を抱えつつ。

 遭遇です。色んなものに遭遇しています。
 冒頭と途中の、侍女の女の子は、五十三話『宮殿』の冒頭の子です。厨房の子ですね。ということで、ちょっと話題としては遡りますが、『識字率』について。

 キレナシシャスの一般的な教育って、本当にちょっとだけなのです。
 一般的には、生活に必要な『文字の知識』とは、数字のみになります。言語としての文字が理解できなくとも問題ないのです。ので、文字が読めない、書けないという人間は大変に沢山居ます。それは王宮の中でも変わらず。

 キレナシシャスの教育で第一とされているのは、色の知識です。属性の象徴色や、大まかにでもどの命色がどの属性に属するのか。それが分かっていることが、生活の上での大前提。その次に、魔法や『異種』のこと。
 これは文字を軽視している訳ではなく、労働の合間にしか教育の場に居合わせることの出来ない民には、文字よりも先にこれらのことを知っていないと生きられないからです。
 よって、文字については、『近所に書き読み出来る人が居ればそれで良し』。大概の場合が、様々な街町村に在る神殿の神官か、長老、職を辞して故郷に戻ってきた元官吏のような人がそれに当たります。

 王宮の侍女でも、王族の世話係であったり、貴族達の給仕を行うような地位では文字の読み書きや出身が重要視されますが、そういった仕事のない調理場の下仕えではその仕事が十分こなせるか、が重要視されます。
 逆に言えば、文字が読めても読めなくても、あんまり何にも影響しないというか。「へーすごいんだねー」で終わるといいましょうか。
 キレナシシャスでの識字というのは、その程度なものです。

   

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