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【宵月暁陽第七十五話『地下』更新!】

 不言実行どころか有言不実行とは、理想には程遠く。
 こんにちはこんばんは陽雪です。前回更新時に言っていたアレは、htmlの設計段階で詰まっていて中々先に進んでおらず、そのまま更新の日を迎えてしまうという困った事になっています。
 がんばります(´ω`;)個別ページのタグさえ組めてしまえば、後は書き溜めてあるものを多少手直ししたり誤字脱字の修正をしたりするだけで出来ると思うので。


 初っ端から別な話題に飛びましたが、さておき。
 『宵月暁陽』は第二断章、第七十五話『地下』を、更新致しました!

 やっと地下ですよ! そして諸々の事情により、次回更新は来月になりそうです。来月8月12日。もし可能そうであれば、今月24日の更新もしたいとは思うのですが、中々。予定が変わりそうであればまたアーカイブの中でお知らせを、と、思いつつ。

 以下久々に恒例な、ゆるーく機械と魔法のはなし、です。



機械と魔法

 機械、機械工学、あるいは科学や科学技術。そういったものを許容せず駆逐した宵月暁陽の世界ですが、大昔には現代と同じような文化、科学文明というものを広く世界中に築いていました。
 どうして機械を駆逐したに至ったのかは、既に本篇の中で工学師であるエーフェが少し話してくれていますね。現実にも電力供給と需要のバランス破綻や燃料問題、石油があと何年で尽きるのかなど、色々な問題があると思います。今、日本で言えば、電力の生産と消費の問題が一番身近でしょうか。

 さておき、宵月暁陽の、キレナシシャスの魔法使い達が忌避している『機械』とは、「電力や燃料を消費して動くもの」です。電源が必要なものは全てと、蒸気機関も限りなくグレーに近いけれどアウトな範疇。天然ガスは先ず燃料として扱う事すら出来なくなっていると思われる(扱う為の技術が失われて久しい)為、許される・扱えるのはそれ以外、つまり歯車だったりというごくごく単純なものに限定されます。

 今回の七十五話に出てきたのもその『歯車機関』。あのように魔法を動力とする場合や、あるいは位置エネルギー、水流、あるいは人力で動かす場合もあります。ああいった大掛かりなものばかりでなく、クウェリスが作る時計なんかも螺子を巻く事で動く歯車機関の一つで、尻尾を引っ張るとのごのご動くネズミの玩具なんかもあります。機械は廃されていますが、そういった『仕組み』が排除されているわけではないのですね。
 そんなですから、中々お目にかかる機会もありませんが、銃なんかも少数生き残っていたりします。あれは動力として何か消費するなんてことはありませんから、機械と一緒に淘汰されるといった事も無かった一つです。が、魔法の発展に従って、銃よりも魔法の方が効率が良い、且つ、弾丸の安定供給が不可能になった(機械が無くなったので同じ規格同じ火薬量同じ威力の弾丸を、作る事は出来ても、生産する事が出来ない)為に自然淘汰されました。魔法学がまだ幼かった頃には魔法と銃の世界だったのですが。

 ちなみに「火薬」がまだ残ってるので爆弾もありますね。化学反応を利用して作るようなものは流石に再現のしようがない・魔法の方が以下略ですが、キレナシシャスの反乱なんかだと火炎瓶よりも火薬に紐付けて火付けたものを投げる事が多いです。火炎瓶作る材料が火薬よりも余程高く費用が嵩むので。
 機械が無いといったところで若干手狭な生活をしている世界ですが、それでもわりあいしっかりした、便利な仕組みを見つけて作って利用して、としている世界でもあります、なはなし。


 そういえば。話は変わりますが、拍手ボタンを沢山押して頂いていた様子で、有り難うございます。月並みですが励みになります、とても。拍手画面のショートショートももっと数増やしたいですね!(眼を泳がせつつ)

 今回はそんな感じで。陽雪でした。


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