青翠
 Clt.003

 クロウィル=コウハ

"Kiyywil=Kohha" 
 
命色
青翠
季節
性別
年齢
8
種族
コウハ
属性
風/水
職業
――
愛称
クロ
所属
――
所属
――
階梯/階級
――
称号
――
 
容姿

 翡翠の色をした瞳を持ち、少し長めの青い髪を朱色の髪で一纏めに括って、子供ながらにも簡素な装いをした少年。キレナシシャスらしくない丈の長い上着を好んで身につけて、その上から砂色の外套を羽織って大人達について歩いている。

 交易商である母親について歩いていた影響か、身につけている者は見た目は質素でも質の良い物で揃っている。他人の目に見える事は無いが、首飾りには命石以外にもコウハの守り飾りであったり、耳には既に青玉のピアスが揺れている。
 唯一右腕には大きな白銀の、装飾の美しい腕輪を嵌めているが、これはコウハの村を離れて母の行商に連れられる際に村から贈られたもの。成年までは着けているように、という村長や母や父の言いつけを、律儀に守っている証拠でもある。

詳細

 五歳の頃からつい最近まで、国を跨いで希少品や情報を売り買いする商人である母親について各国を回っていた、生国という意識も薄いままに帰国した少年。
 父親であるユゼの事もほとんど憶えていないくらいではあるが、帰国してしばらくは父親の下でという母の意向に沿って紫旗の副団長である彼に付き、今は団員に剣の稽古をつけてもらいながら雑用を任せられている。

 商人、という生き方をあまりにも身近に見つめていた影響なのか、他人の事にはあまり立ち入らない性格。かといって淡白なわけでもない、友人や知り合いには多少気安いところも見せる。
 学校には通っていなかったが博識、且ついろいろな国を歩いていたおかげで周辺各国の言葉にもそれなりに通じている。今はそれを得意として、同じように紫旗師団に出入りしているラシエナにエルドグランドの言葉を教えている。
 剣の腕は、「筋がある」と団員達に評される程度。このまま育てば、それを本人が望むのであればあるいはと、団長であるクォルシェイズはユゼに語っていた。

 
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