黄白
 Clt.009

 ディスト=コルフィオルト

"Dietstr=Coorfy-Olat" 
 
命色
黄白
季節
性別
年齢
――
種族
ヒト
属性
雷/光
職業
紫旗師団所属魔導師
愛称
ディスト
所属
国王直属紫旗師団
所属
――
階梯/階級
キレナシシャス式魔導師階級十二法師
称号
――
 
容姿

 白い髪をしっかりと頭の後ろで括り、飾り玉と飾り紐とで控えめに飾り、紫旗の制服にはほとんど手を入れているようには見えない。その実内着にはありとあらゆる陣の刺繍が施され、その陣をさらさないためにきっちりと指定の制服を着込んだ魔導師。しっかりと手袋した手は杖や魔法具よりも書類や万年筆を持つ事の方が多く、連日の書類仕事の後にはインクの擦れた後が袖口にまで及んでいることもある。

 自称生来の嗜好を滲ませた凛とした立ち姿と声で、部下を従わせることにも無理を感じさせない。書類仕事、まして徹夜が多いながらもそれを表情に出したことはなく、基本的には冷たい視線で、(嗜好する相手以外に)笑むことは稀である。
 冷たいだけではないのは、言動や行動を見て入れば察されるのだが、第一印象として部下に避けられがちな空気を纏っていることを本人も否定はしない。

詳細

 紫旗の第一部隊、第四分隊の副隊長。現在は隊長が任務中に遭遇した『異種』討伐中に消息不明に陥り、一時的に隊長代理として指揮を執る。
 第一部隊第四分隊は「道の警護」を担当し、王家や貴族、大臣らが『異種』の襲撃の可能性のある街道・移動経路にある間、その護衛を担当する隊が滞りなく警護を完遂するための支援部隊。第一部隊の分隊だが、実際は第七・第八部隊の中から選抜された隊員で構成され、第一隊長クォルシェイズと第七隊長・第八隊長の間を取り持つ折衝役でもある。

 一時的とはいえ他とは違い更に種々様々な采配を求められる隊の指揮を任せられるだけあって、人望実力共に他隊長らに引けを取らない人物。自身が率いる隊の評価を落とさず、且つ人身護衛の主である他の隊の評価を保ちつつ、という、気を遣う隊の運用をそつなくこなしている。
 采配が上手い、他人を焚きつけるのが上手い、単に口が悪いが上手い、と団長や副団長からは称されるが、実際にそれで煽られ焚きつけられて動く部下たちの面倒見も良いため反感を抱かれることはない。それが第一印象の「なんかよくわからないけど冷たそうで怖い」からの落差が大きいが故だけ、とは本人の自称するところである。

 若干どころでなく紫旗団員に課せられる倫理規定を余裕で飛び越える嗜好を持っている、としか言動や行動を見る限りは思えない、のだが、魔法を使用した監査や試験もこちらも余裕で通過する、という事実に団幹部の中でも大多数が監査方法を改訂したほうがいいのでは、と思うようになった原因。未だ改訂に至らない理由は、張本人が未だにそれ関連で問題を起こしたことが全く無いからである。
 本人曰く「外見が十二、三以下で見れた容姿をしてるのであれば誰でも構いません」。男女も問わないらしい。節操が無いとも言えるが本人はちゃんと選んでいると主張している。

 
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