紫銀
 Clt.001

 フェルリナード=アイクス

"Fr_lenadia=akshan" 
 
命色
紫銀(銀髪紫瞳)
季節
春華
性別
年齢
16
種族
――
属性
聖/邪
職業
神殿大公
愛称
フェル
所属
蒼樹協会
所属
――
階梯/階級
キレナシシャス式魔導師階級十法師
称号
リジェヴァンティ神殿大公
 
容姿

 銀の髪に紫の瞳、現代に唯一『紫銀』と呼び名される、特異な姿を持つ少女。対極にある色を同時に持つ人間は、多くはないとはいえ居る中で、「人間にはあり得ない組み合わせ」であるそれを持つ。

 低い背に細い身体で黒い衣裳を翻す。銀の髪は膝裏に達するほど長く、瞳は紫水晶よりも深く、透き通って見える。目鼻立ちは整って、だがまだ幼さの抜けきらない面立ちをしている。表情は豊かとは言い難いが、だがすぐに顔に出る為に何を考えているのかは察しやすい。

 普段、髪は左耳の少し上から、一房を三つ編みに編んでいるが、その大概がフィレンスによるもの。時折別の手が入る。色が色だからか、あるいは長さ故なのか、手を入れられない日はほとんど無い。

 身につけている装飾品は年頃の娘にしては極端に少なく、右耳に紅玉の小粒の、左耳には青玉の雫の形のピアスを揺らしているだけ。リボンは好きでも髪飾りは好まないらしい。

詳細

 キレナシシャスという大陸有数の大国ですら、知らない者は居ないであろう、国王に並んで尊ばれる身分・生まれにある、だが『紫銀』以前の記憶を一つとして持たない少女。神殿の総てを預かる大公であり、またキレナシシャスの現国主である女王の義理の娘。本人が名告るのは「フェルリナード=アイクス」という通称だが、系譜に記された本名は「キレナシシャス王女リジェヴァンティ公フェルリナード・ラツェル・シャスティル=キレナシシャス」であり、特殊な立場である為に王位継承権は認められないが、れっきとした王族の一人として数えられる。

 大きな魔法の才を有する魔導師。医術師でもあり傀儡師ですらあるが、それらは市井に知られることは無い。人々が知るのは「紫銀である」というその一点のみであり、それを逆手に取るような形で、紫銀ではあり得ないとされていた協会入りを果たした。
 実力主義の蒼樹協会の中ではまだ甘い部類だが、それも時間の問題だろうと目される。

 普段から少し崩れた丁寧口調で、誰に対してもそれを崩すことは無い。曰く癖、であるらしいが、丁寧な語彙選択が出来ているわけではない。
 人も物も事も、好き嫌いははっきりしている方。すぐに態度に出る為に分かりやすい。毅然とした人物を好み、綺麗な物や魔法に関する本を好み、楽しい事や面白い事を好む。苦い食べ物は苦手で、嫌いなものは猫と鋏。梨と葡萄と卵雑炊が好きで、ドレスよりもローブが好みで、香水は鈴蘭しか使わない。宝石よりも土いじりが好きで何よりも魔法や精霊を好む。
 なお、食事、食べる事は大好きだが、料理の腕は壊滅的な模様。

 
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