容姿
砂色の髪を頭の後ろで髪留めに留めて、垂れる部分も丁寧に三つ編みに編み、常に整った装いをしている。片腕には書類やその目録、任務の伝達事項を綴じ、留めたものを手にしている。
実際にどんな事が書かれているのかは不明。
常に長官の執務室に居るわけではなく、文官・官吏達の詰める情報処理室や、白服黒服のたむろす談話室にも姿を見せる事もあり、その時には多少砕けた表情を見せる。秘書としてであれば冷静且つ淡々とした振る舞いだが、そうでなければ頼れる先輩然として、優しげな雰囲気の女性らしい面も見せる。
癖らしい癖も見せず、常に背筋の伸びた立ち姿は、恐らく騎士であるという自負から自然と生まれたものだろう。
詳細
元蒼樹の白服で、クラリス・フィクツィナ=テルカ(Cullurias-Fiqttan=Trca)が正しい名だが、本人は今現在は騎士として活動していないからと称号を名告る事はしていない。称号を返上しないのは、あるいは弟子を育てる事になるかもしれないから、という理由から。
現在は現蒼樹長官の秘書・補佐官として文官の代表に立って、長官や白黒との折衝、調整や情報共有の円滑化などを務めている。白服や黒服達からも信頼されており、ある意味この蒼樹協会に於いてはヴァルディア以上の権力者とも言える。
ヴァルディアを押さえ込む事の出来る、蒼樹ではほとんど唯一の人物。扱い方を心得ているとも言うが、どこでそこまであの扱い難い人物に対しての理解を深めたのかは謎。
立場としては文官だが、頼まれれば白服や黒服の訓練も行う等している。十四階梯の騎士である事は確かにそうで、前線に立つ事も容易なはずなのだが、それだけは何があっても引き受けようとはしない。