容姿
 ひどく不健康な顔色に、魔導師には珍しく、あまり整えられていない髪は濃い藍色。瞳はそれよりもわずかに赤味の混じった色で、闇の色とされる藍色の中でも「包み込む」紫紺とされるその眼も常に髪に隠れてしまっている。
 丈の長い風を孕むローブで身体全体をすっぽりと包んでしまっていて分かり難いが、姿勢や立ち居振る舞いは整然としてしゃんとしている。重い印象を与える事はあっても暗くなる事が無いのは、それ故か。
 
 
詳細
 蒼樹協会に所属する魔導師。日中にはほとんど姿を見せず、日が暮れたあとには自室のように使っている旧屋内調練場に籠り切り何かをしているらしいという噂のある人物。
 実際には任務に駆り出される頻度の非常に高い黒服のうちの一人で、故に他所属者との遭遇が非常に少ないのだが、噂に信憑性を持たせてしまうような風体も相まってか、周囲には「よく分からないやつ」という認識をされている。
 実際に何を考えているのかを一切口に出さずに行動する為、読めないのは事実。だが語らう人がいないわけではなく、どうしてか蒼樹の白黒の中でも若い面々には多少気安い様子も見せる。
 何故自室ではなく旧調練場で生活をしているのか、その理由は不明。
 お茶は好きらしい。