容姿
青緑に近い碧の髪を高い位置で括り上げ、顔にかかる横髪を羽根を模した髪留めで留め、鮮やかな黄色の眼が印象深い白服の一人。
制服は規定から外れない程度に改造を加えており、より活発な行動に適した形に作り替えている。クロークは肩に掛けるというよりは背負うような形で、その裾に自身で刺繍を加えたりもしている様子。
小柄でこまこまとした印象を与える立ち姿と仕草を持つが、忙しないようなそれも賑やかな性格に由来するものだとはすぐに解る。
装飾品は少なく、髪留めと左手首の腕輪以外に装身具は見当たらない。だがクロークの刺繍や剣帯から垂らされた組紐の飾り等が鮮やかな事もあってか質素に見えるというわけでもなく、総じて整って明るい印象を受ける。
詳細
雷鳴の種族ギティアの出自であり、蒼樹学院卒には珍しく拝樹試験を一回で突破した若年の騎士。若年と言っても蒼樹にして見れば若い方に入るという部類でありけして幼いわけではない。
ギティアの性質を良く継いでおり、小柄な身と素早さを武器にするギティア独自の方式を軸として任務に当たっている。相方は黒服のゼルフィアで、最前線での戦いを通して更に修練を重ねる日々に追われている。
明るく賑やかな、且つはっきりとした一本道な性格。騎士ではあるが剣技に傾倒しているわけでもなく、かといって手を抜いているわけでもない。普段協会で見かける姿は賑やかに会話をしているか、あるいは静かに本を読み耽っているかの両極端。だが基本的に人懐こいノリの良い空気の為か、所属者達には好意的に見られている事の方が多い。
ゼルフィアの髪、特に蔦と花の部分で遊ぶのが気に入っているらしく、また寝坊癖のある彼の部屋に押し入っては叩き起こす役も買って出ている。仲は良い様子だが、所属者としての経歴を比べれば彼の方が断然上で、前線活動に必要なあれこれのほとんどを彼から教え込まれている為頭は上がらないらしい。
新人の枠からまだ外れないものの、その間から怖じもせず長官とは真正面に立って話す事も苦手ではない様子で、気概と度胸は揃っている、とは、周囲の談。