茜縹
 Clt.016

 フィオナ・カトレット=エフ・ハウトル

"Fyiollana-Kuttrett=F-Hathutla" 
 
命色
茜縹(赤瞳蒼髪)
季節
性別
年齢
不明
種族
ヒト
属性
火/氷
職業
協会所属白冠騎士
愛称
フィオナ
所属
蒼樹協会
所属
――
階梯/階級
キレナシシャス式騎士階梯十二階梯
称号
――
 
容姿

 縹色の髪は左の肩の上に纏めて大きく三つ編みに編み、そのまま素直に流している。質素な大きな金の環だけのピアスを両耳に垂らし、珍しくきっちりと制服を制服のままに身に付けた白服。

 常に姿勢を正した立ち姿は女騎士の模範だが、身につける武器は長剣の他には短剣だけに止まらず、針や鋼糸、私服の時でさえ仕掛け扇を持ち、武装だけを並べてみれば騎士と言うより暗殺者のそれである。指摘する声も多いが、言われたそれにも茜色の瞳を細めて笑うだけ。確かに禁止されてはいないものの。

 白服の制服に色を重ねる事はせず、袖の下、手首に幾つかの色を腕輪として絡めている程度。服飾に興味が無いわけではないが、規定があればそれに従う、という姿勢を見せている。

 物腰や言葉も柔らかく、棘があるようには一見見えない、保護者らしい保護者の印象を与える空気を従える。

詳細

 他称「いつから居るのか分からない中堅女騎士」。実際にはシェリンと同時期に蒼樹の拝樹試験を突破しているのだが、何故か他の所属者達の前に現れる機会が少なく、いつのまにか居た、と周囲に思われている人物。本人はその度に「十年程前から」とは言い続けているが。

 任務にあたっては単独、あるいは白服シェリンとの二人での行動になる事が多い。特に二人で行動する場合には互いが互いの癖や戦闘方法を熟知している事もあってか、高難度の任務も安定した成果を挙げている。
 正道、剣での戦闘が良しとされる騎士には異端とされる暗器を己の手足のように扱い、正しく『異種』を『狩る』姿は異様とも偉容ともとれる。

 手先が器用で武具の設計にも詳しく、自身で開発した装備品の設計図を街の工房に持ち込んでは職人が頭を抱える原因を作り、笑っている主犯格。数年前までは一人で黙々と作業に励んでいたが、ここ何年かでは工房班と呼ばれる十数人の装備開発の班を纏め、工房との交渉まで独自で行っている。

 年下、特に子供を構うのが好きらしいのだが、どこからが彼女にとっての「年下」にあたるのかは不明。フェルやクロウィル、フィレンスはともかく、時にはセオラスまで構ってやっている事もある。

 
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